2011年4月11日月曜日

ラジウム(放射線)の人体への影響

≪ラジウム放射線のレベルについて≫
原子力発電所事故などで放射線のイメージは良くないのだが、被ばく量の知識として、どれだけの量が健康維持の許容範囲かが問われている。少々、学術的な解説をしてみたい。

人体への影響を評価する実行線量の呼称単位を重量当たりの放射線の吸収エネルギー量を元にした単位をSv(シーベルト)といいます。一般的には、Svの1/1000の単位をmSv(ミリシーベルト)や、さらにmSvの1/1000のμSv(マイクロシーベルト)が使われています。また、放射線の強度として時間(h)当たりの放射線の量であるmSv/hμSv/hもよく使われます。たとえば100μSv/hとは、その強度の放射線を1時間浴び続けた数値である。胸のレントゲン1枚の被曝量が約50μSvである。CTスキャン1回分が6.9mSv(6900μSv)。
我々が通常生活での1年間で浴びている平均的な量(世界平均値)が2.4mSv=2400μSvといわれている。日本の平均値は1.5mSvである。
非常に分かりにくい呼称単位でもあるが人体に吸収されるエネルギーを吸収線量としてグレイ(Gy)とも言うが単純に1Gy=1Svではなくて1Gyに放射線の種類などによって補正を行った実行線量が1Svと言うことになる。

玉川温泉での被爆量はどうなのか!
24時間x365日=8760時間である。通常では考えられないが10時間滞在で1日の平均値6μSv(マイクロシーベルト)になったと仮定しても、10日で60μSvとすると100日で600μSv(0.6mSv)であるが、0.6mSvx3.65=2.2mSvとなる。計算上では年間に自然界で浴びる世界標準値が2.5mSvであるので問題ない数値である。
例え強度のラジウムの北投石の標識下の場所(道路わきの大岩の間で最大計測値6μ㏜)と神社の鳥居前(最大計測値で6μ㏜)を通過&長時間滞在したとしても、計算上では問題ないと考える。10倍でも60 mSvである。
※安全のため放射線を浴びる必要のない方や年間放射線量50ミリシーベルトを超える人の場合は放射線の強い上記の1.神社鳥居前大岩と2.北投石の標識の下の大岩の場所での滞在は、15分程度にしたほうが良いでしょう。岩盤浴場とか玉川温泉全体では、特に気にしなくとも、大きな影響は無いと考えます。

試算の実際は玉川温泉の1年間最大滞在で2mSv程度と考えられるが、立ち入る場所など意識しないと数値は大きくなる可能性もあり、未知数である。※本当に危険であれば厚生省などが、完全立ち入り禁止区域にしてしまうはずである。癌病や難病などの治療目的で立ち入る人たちが多いのは、ある意味ではショック療法の刺激性がとても強い強酸性泉質の温泉湯治療法であるが、更に微量の放射線を浴びる事で癌細胞を抑制すると言う目的でもある。
低レベル放射線は「ホルミシス」効果がある。カラダの各種ホルモンに作用して、体調の回復改善効果が起こり、がん細胞を抑制する。(アメリカのラッキー教授が、少しの放射線量だと「体の健康に役立つ」と提唱したのがきっかけで、各国で盛んに研究されるようになった。)

鳥居前の岩に囲まれた特別天然記念物北投石の標識の杭が立てられている小山の下にある大岩の間が周辺では最大数値を計測0.9μSvから6μSv前後である。※健康な方には必要のない被爆量である。逆に放射線治療を何度もやられている方は年間の治療の被爆量限度50mSvを超えている方は特に注意が必要である。これらの場所は地べたが冷たいので、身体の熱を奪われる=体調が悪くなる原因の一つである。特に秋から冬場の外気温が低いときは要注意である。寝る場合は体温を奪われない服装でなければ逆効果になる。

テント周辺の温熱効果で1時間以下の岩盤浴をされたほうが、はるかに良いでしょう。テント周辺は0.2μSv~0.5程度である。レントゲン技師で職業的な白血病になった方でも正常値まで回復改善されていることから、玉川温泉湯治効果は原発などの放射能被曝とは別物である事が理解できる。強酸性泉の刺激作用が免疫系を復活させるのではないかと思われるが医学的な検証は明らかではない。

1999年9月30日茨城県東海村JCO臨界事故が起きた。10Km圏内の屋内退避要請まで出たが20時間後の10月1日に一応の終息があり解除されたが、死者2名と667名の被ばく者を出した。尚、2011年3月11日に起きた、東北大震災で原発事故になった福島原発の3号機などでの作業員の被曝量200ミリシーベルト未満となっているが実際の公表値は高めであると推測。下請けや孫請けなど事故原発関連作業に立ち会った作業員の劣悪な作業環境下にある管理台帳は改ざん隠蔽や任意紛失など作業時間の違法制約解除。危険警告放射線量計に鉛を巻き付けて無力化して作業させたなど内部告発。滅茶苦茶な作業員の派遣などが暴露されてしまった。原発関連作業とは知らせずに、一日4時間で4万円の支給しますと募集。実際の受け取ったのは1万円。使い捨ての作業服など宿泊飲食費。交通費などと天引き項目が多すぎて、詐欺同然の募集をする業者もいたという。震災復興事業で好景気になった震災特需の街も出現。建築土木業者や産業廃棄物処理業者は笑いが止まらないという。放射能汚染地域の住民は強制集団疎開になってしまい、ふるさとを捨てざるを得ないという現実。放射能は見えないという恐怖がある。


放射能と放射線の違いで呼称単位がまた変わるのだがベクレル(Bq)とは放射能の強さを表す単位である。
がん細胞の放射線治療法の一つで放射性物質コバルト60を応用するのがあるが、がん細胞に8500rad(ラド)以上を照射治療する事で74%以上の治療効果があったというデータがあるがこのradという単位は1Gy(グレイ)=100radで換算すると85Gyの照射ということになる。
※計測単位が紛らわしく、多くあるのはなぜか!
ラジウムを発見したキュリ-夫妻のCi(キュリー)に始まりそれぞれの学者の名前が付けられたからでもある。歴史的に古くからは線強度の単位はレントゲン(R)、ラド(rad)、キュリー(Ci)、ジュール(J)などで、線量の単位はレム(rem)などがあります。国際単位系(SI)で用いられているのが現在では、線強度がベクレル(Bq)、線量単位ではグレイ(Gy)、Sv(シーベルト)などである。

※心臓を動かすために必要なカリウム40という放射性物質の秘密。
放射能が怖いというけれど人体で 6000~7000Bq(ベクレル) 程度の自然放射線強度があるそうです。これはどういうことかと言うと、人も体内にカリウム40という放射性物質を含んでいるからで、実はこれがないと生きていけないのである。

※10000Bqあたり0・062mSvなので人体が持っている自然放射線強度が7000Bqとすると単純計算で0・0434mSvとなります。

カリウム40を含む食品は下記の通りである。カリウムの生理作用は人体に不可欠の電解質であり、カリウムイオンとして約200gほど存在する。主に細胞内に分布している。細胞内液で100-150mmol/L(ミリモル)程度なのに対し細胞外液での濃度は3.5–4.5mmol/L程度と非常に小さく保たれている。カリウムイオン電流として活動電位が生じて筋肉の動きを活性化したり、心臓の心拍の調整がおこなわれている。カリウムイオンの血中濃度のバランスが崩れると致命的な不整脈を引き起こしたり心停止になることがある。
カラダの微弱電流を作り調整をする。カリウム40という放射性物質が正常に働かないと筋肉を動かす事も心臓のポンプも狂う。脳からのシナプス伝達回路にも影響があり認知障害などにも影響がでる。人間にも小型原子炉か車のバッテリ-のような役割を果たす物質は存在するのである。

カリウムを含む食品一覧

玉川温泉での湯治や岩盤浴での温熱効果と強酸性の温泉成分の皮膚吸収と刺激作用と森林浴やマイナスイオン120。標高740mの気圧と低レベルの放射線(ラジウム)=0.2から6μSv(マイクロシーベルト)の作用と睡眠やバランスの良い食事。健康に前向きな人達との病気に対する励ましあいの会話。何よりも現地での解放感などがカラダのバランスを取り戻してくれる相乗効果が細胞の異常を修復したり解毒作用が効力を発揮してくれるのだと考えられる。効果は3日で一巡するので丸々9日間は湯治滞在しないと効果が確認できないという条件がある。

玉川温泉は放射能温泉の部類には入らないラジウム温泉である。低レベルのラジウムが放出されているからである。人体が持っているカリウム40という放射性物質との相性バランスが良い人が玉川温泉に向いているのかも知れない。湯治期間と日常生活でどれだけ真剣に健康づくりをしたかで結果は大きく変わる。放射線には、アルファ線:原子核粒子を放出する、ベータ線:電子を放出する、ガンマ線:電磁波を放出する、の三種の形態があります。

※ 放射能温泉の定義
温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー(=8.25マッヘ単位 = 111ベクレル)以上含有。微量のラジウムラドンおよびアスタチンから水銀までの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれるのが特徴。放射能は人体への悪影響は微量であるためほとんどなく、ホルミシス効果による免疫細胞の活性化による効能があるとされる。
 玉川温泉の場合は0.76M.E.(マッヘ)=約10ベクレルで、ラジウム温泉の規定値8.25M.E.の11分の1の濃度と極めて低いのである。マッヘは古い表記法で現在は国際表記のベクレルという。換算は1Bq(ベクレル)=0.074 M.E.=0.027x10-
 Ci(キュリー)


放射能温泉としての代表格は山梨県の増富(ますとみ)温泉、鳥取県の三朝(みささ)温泉などが有名だが下記の通りである。
日本の有名ラジウム温泉=池田ラジウム鉱泉3号線は183ME 増富ラジウム温泉は9.8ME 三朝温泉は142ME ロウソク温泉は556ME ※実は温泉というが38℃以下の冷泉である。入浴時間が10~15分位とされている。その為、一部では沸かし湯で温度を上げて38℃位にして提供しているというのが現状である。寒い時期は避けたい心境になる。

2011年3月11日の東日本大震災での福島第一原子力発電所(1~4号機)の震災事故で放射能の恐怖が明らかになった。巨大震災でも世界一安全であると誇大評価を売り物にしていた原発の設計。原子力関係者が運用には欠陥が多いと警鐘していたにもかかわらず廃炉にせず被災して停止。炉心熔解で放射能漏れ、30Km圏内の福島県民が避難疎開せざるを得ない状況に追いこまれた。東京電力の福島原発の1号機は40年も運用している。2号機も35年運用経過している。

耐用年数が15年から35年ほどという事も明らかになりつつある。(電車の車両や船舶・航空機などは40年位、部品交換などで持たせているが、原発は超高気圧の圧力で発電タービンを回すので、圧力配管などの部品の劣化は激しいと言う。建造当初は耐用年数を15年設定だった。その3倍以上で運用するには問題が多すぎた。
不思議なのは建造当初は25mの高さにあった地盤をワザワザ、25m削って、現在の位置までに下げたという。固い岩盤の場所まで削って固定する為だったという。設計者は10m超えの津波の影響を想定していなかったという。過去1000年間に3度も巨大地震と大津波被害がが発生している記録を見落としているのだ。圧力配管に亀裂が生じ水素爆発で放射能漏れを起こした。燃料棒の溶解と炉心の溶解(メルトダウン)。冷却用発電機が海水に水没してしまい機能停止した。その為、炉心を保護している釜を突き破って原子炉自体が溶解して解け落ちた(メルトダウン)。しかし、これは中を見ることができない為に確認できていないのだ。安全に解体して廃炉に短時間でできるまでの技術が現在、どこの国も出来ないのだ。※現在の最先端技術で廃炉まで約40年と言われている。
地球上でできなければ超科学技術を持っている宇宙人に頼むしかないのだ。地球の最先端技術は宇宙人と秘密裏の交流がある国だけが独走態勢に入っているといわれている。真実はいつ証明されるのかわからない!

原子力発電所を巨大地震で破壊される前に、耐用年数で廃炉になるとでも考えたのだろうか?最悪のシナリオを考えない設計者が安全神話を安売りしてきた。予算を潤沢に使い切る為に都合の良い実現可能な設計図にすり替えたとしか考えられないのだ。驚きの連続である。

新規建造認可が住民パワーで遅れるために、リスクを犯す暴挙で確信犯的な運用実態が明らかになった。
レベル7という原発事故の最上限の数値がつけられた。世界から日本を孤立させたいのだろうか!原発事業は国策事業である。夢のエネルギー政策、原発を積極的に取り込み技術大国日本の最先端原発技術を世界中に売り込もうとした前政権の自民党の責任はどうなるのだろうか。マスコミは極力報道しないように避けてきた。マスコミの収入源は広告料であり莫大な年間2000億といわれる広告収入を電力と原子力業界から貰っている。悪口や批判的な記事を書いたとたんに編集長であろうが担当役員は首になる。
国策担当官僚たちとそのOB官僚の東電への天下り及び天下り官僚30数名による東電関連企業の存在で、元官僚に年間1人当たり2千万円近い報酬を支払っている実態。マスコミは現政権(2009年ー2012年)の民主党を無能呼ばわりする。選挙でも自民党が票を伸ばした。マスコミは自民党政権時代に官邸機密費(14億円)の恩恵でも口封じをされた。おいしい物に群がる、都合の悪い情報は流さない、東電の巨額な企業宣伝費も欲しい。原子力・電力業界がメデア(放送・新聞雑誌他)に流している金額が年間2000億である。それでも儲かる業界なのである。
原子力発電関連技術は、即、核開発と直結する。軍事上の国策事業でもあり、国防の最後の手段でもある。即、核保有国に転ずることができるからである。
真実を報道すると、関係者は即、首である。官僚もジャーナリストも人気コメンテーターのTV司会者であろうが世の中は金まみれ、金力=権力である。沈黙は金である。利権のおこぼれをもらってぶくぶく太った大新聞社に電波メデアの放送会社といったマスコミ各社。言論の自由などとは嘘である。会社は利益を上げる事が第一優先で、公正な報道より、会社に利益をもたらすネタ探しで、臭いものは金額の多さでフタをする。利益至上主義のマスコミの大罪を誰が裁くのか。
甘い汁を出さない民主党はマスコミから嫌われる。真相究明は民主党の身内まで及ぶ。かつては自民党という同じ穴のムジナもいるのだからだから、真面目が一番とは限らないのだ。本音は誰もが皆、目の前のニンジンには興味があるのだ。世の中バランスよく動いてほしいのだ!

情報というのは常に正しいとは限らない。時の権力者のやることは情報操作である。世界中の歴史をたどれば良くわかる。景気が良くなって、国民も潤っているときは誰も文句を言わない。
今はインターネット時代である。独裁者がネットパワーで切り捨てられる時代である。一方的に流れ出る情報には気をつけろということである。世界が発信する情報を正しく選んで世の中を読み取る技術が個々に必要である。

かつての島国の日本は簡単に国土侵略がされにくいという利点があったが、危機管理能力が育たないと言う欠点があった。欧米や大陸で国土つながりの国境紛争が絶えない国々は歴史的に常に侵略合戦の日々を送っている。毎日の危機管理能力が生死を分けて来たのだ。
日本は神代の時代があった。超科学をもった古代宇宙人との交流があり、世界中に行き来できる飛行船をもっていた記録が古書に記されている。日本人はその末裔である。もっと自信を持って、地球全体のことを考えなければ、この世界は20年以内に滅ぶことになる。残された時間はないのだ。2012年を境に地球環境は激変する。地球は太陽がなくなると死滅する。太陽観測研究グループの発表によると、この20年間、太陽の放熱量が減少し続けているという。文明の進化で都会化した地球の文明放熱等で地球温暖化とも言われているが、実は小氷河期の方向へも移行している事も指摘されている。

火山列島にいる日本は地熱発電とか海水潮汐発電とか空中放電回収発電・水素エネルギー発電など太陽光・風力など独自の発電システムを考え出したのに、なぜか欧米のはやり熱に犯された。原発に頼らなくても自然エネルギー大国という自覚がないのだ。環境省の試算であるが風力発電だけで言えば19億キロワット発電可能だという。最大効率で原発40基分の発電能力を持っているといわれている。全国に陸上・海上合わせて作った場合であるが、風任せの為、確かに発電コストからも効率は悪い。
原発は1基で100万kw前後発電するが将来にわたって目に見えない放射能汚染と云う危険が伴う。核物質を再処理する為に深夜密かに一般公道を通過したりする。何よりも担当作業員とそれに巻き込まれる周辺の住民の人命にかかわる未解決問題が山積みである。安全でクリーンなエネルギー開発が急務とされている。政治的な権力闘争と巨額な企業利権に振り回されて居る場合ではないのだ。
2011年3月11日の巨大震災以降、日本は感覚的に全体の3分の1もの経済的なダメージを負ってしまった。大変な犠牲を払ってしまったのだから、根底から今までの価値観を返上して新生日本国になるべきである。
2011年は地球再生の年として、2012年から新エネルギー法を制定して自給自足の法制化をすべきである。一度作ったら元に戻れない、解体に10年もかかり核廃棄物を100年以上にわたって、安全管理し続けなければいけないという原発という麻薬から手を引くべきである。


福島原発からの放出予測汚染物質はヨウ素131セシウム137。 半減期はヨウ素131が8日間、セシウム137は30年。半減期とは放射性元素が崩壊し、元の数から半減するのに要する時間のこと。通常、放射性元素の危険性が残る期間は、半減期の10倍とされる。放射性ヨウ素とセシウムは発がん物質で、大気中や飲料水から直接体内に取り込まれても、食物連鎖を通じて間接的に摂取されても健康に脅威となる。


セシウムの除去方法
東電福島第一原発のタービン建屋地下などにたまる高濃度の放射性物質を含む水の浄化に仙台市青葉区愛子(あやし)で採れる鉱物「天然ゼオライト」が有望であることを日本原子力学会の有志らがまとめ、7日発表した。

研究チームは、同学会に所属する東北大など5大学と日本原子力研究開発機構の計59人。福島第一原発で、難航する高濃度汚染水の処理の一助になればと、自主的にデータを集めた。
実験の結果、表面に微細な穴の多い天然ゼオライト10グラムを、放射性セシウムを溶かした海水100ミリ・リットルに入れて混ぜると、5時間で約9割のセシウムが吸着されることを確認した。
(2011/04/07 読売新聞)

ゼオライト(Zeolite)とは、ギリシャ語で沸騰(Zeo)する石(lite)という意味で、和名を沸石と言い、加熱するとブクブクと泡を出して沸騰するように見えることから名付けられた。
古代火山灰が海水によって化学反応を起こし、堆積した鉱物である。天然には、火山灰などが何百万年という長い年月をかけて結晶化して生じるもので、条件によって様々な結晶形があり、40種類ぐらい知られています。
自然界では珍しく、マイナスイオンを帯び、その内部は超微細孔の編目状態になっています。 
この微細孔に、プラスイオンを持つ重金属(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素など)や有害物質(農薬ダイオキシン、PCBなど)、また、メタン、アンモニア、スカトールなどの腐敗ガスを取り込む触媒作用があります。 ※ゼオライトは、無味無臭、人畜無害で、食品添加物として使用が認められています。 ゼオライトは水質改良剤として用いられる。例えば、水中のカルシウムイオンマグネシウムイオンをゼオライト中のナトリウムイオンと置きかえることで水の硬度を下げることができるので、衣類用の洗剤などに含まれている「水軟化剤」等と記載されている。
また微細孔内に植物の生育に必要なカチオンを保持するため、陽イオン交換容量を増す土壌改良剤としても用いられる。ゼオライトはその細孔内に選択的に分子を取り込み、反応させることができるため、触媒として多方面に利用されている。例えばZSM-5という合成ゼオライトを用いることでメタノールからガソリンを合成することに成功している。また、ディーゼル排気中に含まれるNOx分解・除去するための触媒としても期待されている。
ゼオライトは微細孔内に水分子を吸着し、また放出することができるため、有機溶媒脱水湿度調節に用いられる。また水分子のほかにホルムアルデヒドなどの気体分子を吸着するとされるため、消臭や、シックハウス症候群を防止する目的にも期待されている。
一部であるが市販されているモノに、魚焼の受け皿に敷く砂。ペット用の消臭砂。掃除機の中に入れるゼオライト小袋砂。浄水器の中にもゼオライトと活性炭入り。ゼオライトとシリカゲル入りの湿気取り・消臭用のシート状のもの=壁材・天井・床下・保乾庫などに張れば効果がある。お風呂の循環器・空気清浄機などのフイルタ-・農業・園芸水耕栽培砂など今後は製品化が増える見込み


放射性ヨウ素(ヨード)131の除去は活性炭が効果的であるそうだ!浄水器に活性炭を連結しよう。アルカリ浄水器では除去出来ない。






半減期30年のセシウム137はキノコ類や野鳥に蓄積しやすい
セシウム137は1950~60年代の核兵器実験によって大気圏に放出され、以降、汚染物質は崩壊してきているが、健康に害がない程度の量は誰もが浴びている。チェルノブイリ原発事故でもセシウム汚染が発生した。




東日本大震災で想定外の100年に一度の巨大地震と大津波が重なったとは言え、これまでに配管の亀裂や貯蔵タンクの水漏れ、電気系統のトラブル、冷却装置のトラブル、自家発電装置の不備など運用記録を改ざんして、放射能漏れのトラブルまで隠し通してきた経緯がある。第6号機まで増やして運用。今回の被災で、東電は4号機までの完全な廃炉を決断。解体と言っても被ばくするリスクでの作業には約10年から40年かかると言われる。巨額な撤去費用と周辺関連の賠償費用で東電は企業として維持できるのか!国有化が最有力であるが、きめの細かい運営など難しい問題が山積みである。現時点で7号基8号基を運用準備中であるが実質的には凍結&廃炉せざるを得ない状況に追い込まれている。夏の電力不足に拍車がかかりそうではある。

原発の建設コストは1基3000億円であるという。廃炉に追い込まれるほどの事故を起こすと、大規模除染や集団疎開、経済的ダメージや周辺保障など、最低でも一基当たり5兆円以上かかるとしたら、最初から事業として成り立たないのは小学生でもわかる事。軍事力維持の国家の後ろ盾で成り立つ事業である。

今回の被災による放射能漏れ事故は、何よりも世界中が注目。日本という国の安全に対する国家レベルの国の威信がもろくも崩れた。東電という巨大企業だけの問題ではない。インタ-ネット上ではデマが横行して、ゆがんだ情報を発信する勢力もいる。日本人旅行者は放射能汚染者という差別的な態度をとる隣人もいるという。観光も含めた国際交流が鈍化するのは悲しいことだ。国内でも福島からの避難疎開者を差別する傾向がある。福島ナンバーの車で行って宿泊を拒否されたり、精神的ダメージは大きいのだ。伝染病のような感染者ではないのだ。正しい知識で救いの手を伸べようではないか。常に逆の立場だったら、どうなのか人としてどうなのかである。

最大効率の良い電力エネルギー政策であると各国が推進しつつある原発建設計画に大ブレーキがかかてしまった事である。
2011年から世界のエネルギー政策は180度政策転換を迫られることになる。人間は取り返しのつかない致命的な状況に追い込まれない限り、考え方を変えない大馬鹿集団である。

地球が怒り狂っている。地球の表層部分を破壊してでも再生をはかるという事が地球という生命体自身が決断し実行に移されたと思う。人類は地球にとっては今やウイルス的存在であるからだ。歴史を振り返ると100年に3回以上は巨大地震が発生している。地球は地殻変動を起こす。常に動いて(生きて)いると言うことを忘れてはいけない。人口は2011年10月に70億を超える(中国などは国勢調査がいい加減であり、人口抑止政策などで農村地帯では出生届けなしが多いと言われているので1億以上の届けなし人口があると言われる。世界全体でも。統計が正確でない国や地域が多いのである。
他の生物よりも知恵がある分、人間だけが生き延びる。地球にとっては、とても迷惑な存在である。ネズミはネズミ算式で増えすぎた場合、共食いもするし、溺死などで集団自殺をする習性がDNAに書き込まれているそうである。人類も同じである。人口が増えると、都市部の人口密集地ほど、ストレスが増加する、生存競争においてはブレーキがきかなくなり、何の抵抗もなく、普通に殺し合いもする。深刻に考えることもなく、現実逃避から簡単に自殺もする。
古代から食うか食われるかで本能的に生き残りをかけた闘争が日常化していた。弱肉強食であり、本来は戦争が好きである。核爆弾による大量殺りくも平気で行える。ゲーム感覚が人を狂わすのだ。コンピュータゲームや漫画のバーチャル(仮想現実)な世界では、間単にリセットできる。地球も地域ごとのリセットボタンを押すことが出来るのである。但し、周辺の生物は巻き込まれると死ぬ可能性が高い。地球自体の再生なのだから、仕方がないのだ。WHO(世界保健機構)でさえ地球の適切人口は5億人であり、他は余剰人口であると公然といっているのである。
世界で唯一、日本だけが1945年8月6日広島。8月9日長崎に原爆投下させられた。死者は40万人である。66年が経過したが、いまだに生き残った被ばく者が、もがき苦しんでいる。無人島の核実験の感覚である。完全な民族差別と民族抹殺の陰謀である。DNAの狂ったリセットボタン?わからない!
私たちが誇に思う事は、優秀な頭脳を持った日本人がコンピューターを超小型化して地球文明を飛躍的に進化させたという事実。後悔していることは超便利さと引き換えに破滅を速めているのかもしれないという事。超古代科学をもった神代の国の日のいずる国の日本人は、本来は自然食をベースにした和食という生活スタイルを守っていたエコ文明の先駆者なのである。残念ながら食文化は欧米スタイルに独占され、癌を含む、欧米並みの生活習慣病に犯されている。
地球で一番先に宇宙(アカシックレコード)からの知恵を授かり、アイデアを形にしてきた。欧米の真似はしないのだ。日本古来からのヒラメキに従って自信を持って前に進めば良いのだ。原爆を落され、後戻りのできない原発を押し付けられて苦しんでいる。
日本はこれまでの戦争で300万人以上が戦死している。第二次世界大戦での全世界戦死者数は約6000万人である。アジアだけで約2000万人。日本の人口は1億人以下をキープしなければならない。5000万人位が適切かもしれない。
安全で効率の良いエネルギー政策は無尽蔵の海水を利用した水素エネルギーや太陽光などのエコ・エネルギーにシフトせざるを得ない。火山列島の上にあるので地熱発電も良い。理想的には都道府県や市町村での個別単位で食糧や燃料は自給自足の方向転換を決断する。地産地消の精神である。自然に帰るリサイクル活動を法制化して大英断を決行してほしい。このままでは20年で我々の地球文明は終わる。

東電の顧客シェアは全電力の30%と言われている。東京を中心とした関東地区3200万人とも言われている。福島第一原子力発電所の3号機のプルサーマル型の導入を巡って、原発反対の立場を訴えていたが、導入を決定した、導入当時の福島県知事・佐藤栄佐久氏が当時の自民党政権が進めるエネルギー政策で国策官僚と東電の策略で失脚させられた。臭いものにはふたをする。知事の抹殺である。巨大利権のワイロで国家権力を動かす悪徳官僚組織の存在。特捜悪徳検事の存在が最近、明るみに出てきた。2011年の現時点で係争中でもある。
原発周辺の農作物の出荷制限や東北・関東地区と広範囲にわたり水道水の汚染被害がでた。大気中に放出された放射能は上昇気流に乗る。雨が降ると地上に降り注ぎ、人間や生物・植物など海や河川に入り土地や土壌などを汚染する。地下水まで到達する。
放射能漏れは長期に渡ると被害は拡大する。世界の目は日本を救おうという大きな流れと逆に放射能汚染国家というレッテルで差別する勢力がある。
高・低濃度放射能の汚染水を1万トン以上を大平洋側の海へ放出せざるを得ない状況を作り出してしまった大失策。
被災した三陸海岸沿い三県の漁船は90%以上の約2万隻以上が大破や消滅し10%の約2000隻以上は残ったが漁港や魚業組合・荷揚げ設備などに水産加工・冷凍保管設備・倉庫などと輸送手段のトラックや車など人・物・金を失い漁業関係は壊滅状態である。海洋資源国の日本の3分の一の生産・流通機能の損失と大量の失業者。ホームレス化で被災難民化した15万人。経済活動がそがれてしまった。日本という国は平和ボケで危機管理能力がないという事が再認識された。自衛隊も宮城県にある航空自衛隊訓練基地の訓練機や施設を失った。小松左京の日本沈没というSF小説が頭をよぎった。ある意味現実化してしまった。
漁業は操業が再開されてはいない(2011年6月現在)が海産物や農産物の放射能被害が世界に衝撃を与えた。それでなくても、農林業・水産業の1次産業は高齢化が進み後継者不足である。国内消費分どころか海外でも日本からの輸入制限が数ヶ月間実施されることになった。世界的な日本食ブームが突然閉鎖されてもこまるのだ。世界中の和食レストランが廃業に追い込まれても困る。海洋資源に頼る和食は日本の文化なのだから。

日本は次元転換を世界に先駆けてやる事になる。宇宙意識と地球意識をコントロールして神代の国へ戻るために。物質世界に依存しすぎた。宇宙エネルギ-の精神世界は無限である。物質依存主義には未来はない。
日本は世界のお手本にならなければならない。

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